損傷種類⑪:床版ひびわれ

【一般的性状・損傷の特徴】
鋼橋のコンクリート床版を対象としたひびわれであり,床版下面に一方向又は二方向のひび
われが生じている状態をいう。
コンクリート橋のT桁橋のウェブ間(間詰め部を含む。),箱桁橋の箱桁内上面,中空床版
橋及び箱桁橋の張り出し部のひびわれも対象である。
なお,溝橋の頂版がコンクリート部材からなるときに異常が認められる場合には,見られる
異常や活荷重の繰り返しの影響などについて考慮したうえで,必要であれば床板ひび割れとし
ての対策区分の判定も実施する必要がある。
【他の損傷との関係】
・ 床版ひびわれの性状にかかわらず,コンクリートの剥離,鉄筋露出が生じている場合には,
それらの損傷としても扱う。
・ 床版ひびわれからの漏水,遊離石灰,錆汁などの状態は,本項目で扱うとともに,「漏水・
遊離石灰」の項目でも扱う。
・ 著しいひびわれが生じ,コンクリート塊が抜け落ちた場合には,当該要素では「抜け落ち」
として扱う。

出典:橋梁定期点検要(平成31年3月 国土交通省 道路局 国道・技術課)

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