損傷種類⑱:定着部の異常

【一般的性状・損傷の特徴】
PC鋼材の定着部のコンクリートに生じたひびわれから錆汁が認められる状態,又はPC鋼
材の定着部のコンクリートが剥離している状態をいう。
ケーブルの定着部においては,腐食やひびわれなどの損傷が生じている状態をいう。
斜張橋やエクストラドーズド橋,ニールセン橋,吊橋などのケーブル定着部は,「3その他」
の分類とする。また,定着構造の材質にかかわらず,定着構造に関わる部品(止水カバー,定
着ブロック,定着金具,緩衝材など)の損傷の全てを対象として扱う。
なお,ケーブル本体は一般の鋼部材として,耐震連結ケーブルは落橋防止装置として扱う。
ケーブル定着部などがカバー等で覆われている場合は,内部に水が浸入して内部のケーブル
が腐食することがあり,注意が必要である。
【他の損傷との関係】
PC鋼材の定着部や外ケーブルの定着部に腐食,剥離・鉄筋露出,ひびわれなどが生じて
いる場合には,別途,それらの損傷としても扱う。

出典:橋梁定期点検要(平成31年3月 国土交通省 道路局 国道・技術課)

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