RCCMは4年ごとに更新が必要で、更新にはCPDが要ります。必要なのは4年間で200pt。つまり1年あたり50ptを積み上げていく計算です。
まとめて取ろうとすると4年で200ptはかなり厳しいので、「年50ptを毎年どう積むか」を先に設計してしまうことにしました。この記事は、その年間スケジュールを固めるための備忘録です。
- 年間50ptの内訳(4本立て・ちょうど50pt)
- 形態ごとの単価と、必要な時間の目安
- エビデンス(社印)が要るもの・要らないもの
- RCCM更新:4年で200pt
- 年間目標 50pt
- JCCA非会員企業での計画
この記事の前提(ここが違うと戦略が変わります)
- 私の勤務先はJCCAの会員企業ではないため、JCCA Web講習システムが利用できません。それ以外の手段で計画しています。
- JCCA会員企業であれば、講習システムでポイントを貯めやすいので、そちらを軸に組んだほうが早いはずです。
1. なぜ「年50pt」なのか
| 資格・認定 | 必要CPD | 1年あたり |
|---|---|---|
| RCCM 更新 | 4年で200pt | 50pt / 年 |
| 技術士CPD認定 | 5年で250pt | 50pt / 年 |
どちらも「年50pt」で揃う
今後、技術士を取得した場合にも5年で250CPD(技術士CPD認定)が必要になります。割り算するとこちらも年50pt。
つまり年50ptを取り続けるスケジュールを一度確立してしまえば、RCCMでも技術士でもそのまま使い回せるということです。だからこの記事では「年50ptの型」を作ることを目的にしています。
(1回目は更新するとして、2回目の更新までには技術士を取得する目標を立てています。)
2. 年間50ptの設計図
主に以下の4本立てで年間スケジュールを計画しました。合計でちょうど50ptになります。
| 形態 | 単価 | 年間pt | 必要な時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 15-A 自己学習 「学協会誌購読」 | 0.5pt / 時間 (2時間で1pt) | 20pt 年間上限 | 約40時間 月1冊ペース |
| 20-B Web講習 (録画配信・eラーニング) | 0.5pt / 本 (1本30分程度) | 5pt | 約5時間 10本 |
| 5 企業内研修 | 1pt / 時間 | 15pt | 約15時間 |
| 8-A 講習会・研修会等 の講師 | 2pt / 時間 | 10pt | 約5時間 |
| 合計 | — | 50pt | 約65時間 月あたり5〜6時間 |
単価で見ると「講師」が圧倒的に効率が良い
同じ1ptを取るのにかかる時間は形態によってまったく違います。
- 8-A 講師:2pt/時間 — 5時間で10pt。最も効率が良い
- 5 企業内研修:1pt/時間 — 15時間で15pt
- 15-A 自己学習:0.5pt/時間 — 40時間で20pt。時間はかかるが、自分だけで完結できる
効率だけなら講師を増やすべきですが、講師の機会は自分では作りにくいものです。逆に15-Aは相手が要らないので、確実に積める土台になります。「確実に積める土台(15-A)+機会があれば効率良く稼ぐ(8-A)」という組み方にしています。
3. 15-A 自己学習「学協会誌購読」— 年間20pt
JCCAのCPDでは、学会会誌の学習によるCPDは年間20ptまで獲得することができます。2時間につき1ptなので、年間最大の20ptを狙うと約40時間分です。
対象になる主な学協会誌
| 誌名 | 入手方法 |
|---|---|
| 建設コンサルタント白書 | 無料で閲覧可能 |
| 日経コンストラクション | 購読が必要。会社で購入(回覧)して勉強するのがおすすめ |
| 橋梁と基礎 | |
| 月刊「建設」 |
月1回の申請でMAXに届く
年間20ptがMAXなので、20ptをきっちり取り切ることを目標にしています。
たとえば毎月1回、日経コンストラクションの学習で申請する——このペースにしてしまえば、そこまで苦ではないと考えました。「毎月やる」と決めてしまうのがコツで、思い出したときにまとめてやろうとすると必ず溜まります。
4. 20-B Web講習(録画配信・eラーニング)— 年間5pt
正式には「20-B Web講習(録画配信・eラーニング)〈JCCA以外の建設系CPD協議会構成団体提供〉」です。録画配信・eラーニング講習でポイントを取得できます。
1本あたり30分くらいのeラーニングなので、0.5pt程度 × 10本 = 5ptが目安になります。
無料で受けられる講習
- 建設技術・工法動画サイト — 5ptくらいは取得可能(毎年あるかは不明)
5. 5 企業内研修 — 年間15pt
勤務先での企業内研修を受けた際に申請することにしています。1pt/時間なので、年間15ptなら約15時間分です。
エビデンスの準備が必須
役職者などの社印が必要になるため、エビデンスの準備が必須です。研修を受けた「その場」で押してもらう段取りにしておかないと、あとから遡って集めるのは大変になります。
6. 8-A 講習会・研修会等の講師 — 年間10pt
勤務先での講習会・研修会・勉強会などの講師を務めた場合に申請します。2pt/時間と単価が高く、5時間で10ptに届きます。
こちらもエビデンスが必須
企業内研修と同じく、役職者などの社印が必要なため、エビデンスの準備が必須です。
7. エビデンスが要るもの・要らないもの
年間スケジュールを回すうえで、実務的に一番つまずくのがここです。社内の押印が必要かどうかで、動き方がまったく変わります。
| 形態 | 社印等のエビデンス | 実務上のポイント |
|---|---|---|
| 15-A 自己学習 | 不要 | 自分だけで完結できる。計画的に積める土台にする |
| 20-B Web講習 | 不要 | |
| 5 企業内研修 | 必要(役職者などの社印) | その場で押印をもらう段取りを決めておく。後追いは大変 |
| 8-A 講師 | 必要(役職者などの社印) |
8. スケジュールに含めていないもの
このほか、業界資格へのチャレンジも続けていきます。合格すれば10pt〜20ptを獲得することが可能です。
ただし絶対に受かるわけではないため、上記の年間スケジュールには含めていません。取れたらボーナス、という位置づけです。
「確実なもの」だけで50ptを組む
資格合格のptを最初から当てにして計画を組むと、落ちたときに一気に破綻します。確実に積める4本立てだけで50ptに届く設計にしておき、資格合格分は余剰として扱う——これがこのスケジュールの考え方です。
9. まとめ
- RCCM更新は4年で200pt=年50pt。技術士CPD認定も5年で250pt=年50ptで、ペースは同じ。
- 年50ptの内訳は15-A 自己学習20pt / 5 企業内研修15pt / 8-A 講師10pt / 20-B Web講習5pt。
- 時間にすると年約65時間=月5〜6時間。まとめて取ろうとせず、毎月のルーティンにする。
- 15-Aは相手が要らない土台。年間上限20ptを取り切る前提で、月1回の申請を習慣化する。
- 8-A 講師は2pt/時間と最も効率が良い。機会があれば積極的に取りにいく。
- 企業内研修と講師は社印が必要。その場でエビデンスを確保する段取りを決めておく。
- 資格合格の10〜20ptは計画に含めない。確実なものだけで50ptに届く設計にする。
参考
・建設技術・工法動画サイト https://cpds.kentsu.co.jp/
※本記事は筆者が自分の年間スケジュールを組むためにまとめた個人の備忘録です。CPDの形態区分・単価・年間上限・更新要件等は変更されることがあります。申請の際は、必ずJCCA(建設コンサルタンツ協会)等の最新の公式情報をご確認ください。
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