★技術士二次試験 建設部門(鋼コン)勉強記録【R7結果を踏まえR8リベンジ】

このページは、技術士第二次試験の受験学習履歴としてメモを兼ねて、勉強しながら攻略法を整理している記録です。

過去問を解けばよい試験とは違い、600文字×9枚を書く特殊な試験です。モチベーション維持も兼ねて、やったこと・考えたことをそのまま残しています。

  • R6・R7の結果と点数開示から見えた敗因
  • それを踏まえてR8で変えた5つのことと、当日の手応え(復元解答)
  • 過去問分析(必須Ⅰ・選択Ⅱ-1・Ⅱ-2・Ⅲ)と個人的勉強法
  • R8 筆記受験済・結果待ち
  • 建設部門/鋼構造及びコンクリート
  • 3回目の受験
  • コンクリート構造の設計が本業
目次

1. 現在地 — R6からR8までの推移

年度結果必須Ⅰ選択Ⅱ選択Ⅲ
R6(1回目)BCB
不合格
20.50
B
11.0
C
15.0
B
R7(2回目)BAA
不合格
22.50
B
18.50
A
18.00
A
R8(3回目)受験済
結果待ち
R6 → R7 の伸びBCB → BAA+2.00+7.50+3.00

R7は必須科目Ⅰが「1.5点」足りず不合格。
鋼構造及びコンクリートの筆記試験合格率は 6.6% でした。

2. R7の敗因分析 — 点数開示で分かったこと

令和7年度の開示請求の回答が届きました。BAAの結果、必須科目Ⅰが「1.5点」足りず不合格になっていました。

建設部門 鋼構造及びコンクリート部門の筆記試験合格率が6.6%だったのを見ると、あと1.5点あればその中に入れたと思うと悔しい限りです。その他Ⅱ・Ⅲとも60%ギリギリのため、全体的な見直しが必要なことが分かりました。

点数開示のメリットは、対策が必要なのかを把握できることです。R6の結果がBCBだったのを踏まえると、全体的に点数がアップし、BAAと合格に近づいてきました。

R6 → R7 で何が伸びたか

  • 選択Ⅱ:11.0 → 18.50(+7.50)——C から A へ。伸び幅が最も大きく、Ⅱ-1のキーワード学習とⅡ-2の型づくりが効いた実感があります。
  • 選択Ⅲ:15.0 → 18.00(+3.00)——B から A へ。ぎりぎりですがA評価に届きました。
  • 必須Ⅰ:20.50 → 22.50(+2.00)——伸びてはいるもののB のまま。ここだけが2年連続で足を引っ張っています。

つまり選択科目は2年で「C→A」「B→A」まで持ち上げられたのに、必須Ⅰだけが伸び悩んでいるという構図です。R8で必須Ⅰと選択Ⅲの思考プロセスに手を入れたのは、この数字を見たからでした。

令和7年度 技術士第二次試験 筆記試験の点数開示結果
R7試験結果
令和6年度 技術士第二次試験 筆記試験の点数開示結果
R6試験結果

この受験でいちばん大きかった気づき

R7はA評価解答例と同様の書き方や見やすさも考慮して書けたため、自信があったのですが、不合格でした。

点数開示の結果を見て、「A評価解答例はあくまで60%以上取れただけの解答である」ことを再認識しました。60%をマネしても60%前後にしかならない——ここに気づけたのが、R7で得た一番大きな収穫かもしれません。

そこでR8年のGWに、EXCELで整理しているMy解答例すべてをブラッシュアップしました。

必須Ⅰが60%以上ないとまず合格を手にできないため、対策が必要でした。再度、私が受験する「建設部門」の過去問から出題内容を整理するところから始め、その後、解答の仕方や型を見直すことにしました。

3. R8で変えた5つのこと

R7で必須Ⅰが1.5点足りなかったこと、選択もギリギリのAだったことを踏まえ、R8では次の5点を意識して書きました。

  • 必須Ⅰ・選択Ⅲで「思考プロセスが伝わる」ように書いた——結論だけでなく、そこに至る筋道を見せる
  • 自分の解答の型を固め、すべてにその型を当てはめた
  • タイトルは0.9mmシャープ&アンダーバーを用い、見やすさを心掛けた
  • すべての答案で8〜9割、解答用紙を埋めた
  • 選択Ⅱ-2は専門用語を充実させたうえで、(3)関係者との調整方策利害の対立・技術者としての包摂的な説明・スムーズなプロジェクトの遂行を書き、リーダーシップ&マネジメントのコンピテンシーを明記した

4. R8 復元解答レビュー

R8筆記試験を終え、復元解答を作成しました。選択した問題と、書いた内容・手応えは以下のとおりです。

Ⅰ-1:新技術・DX活用

インフラ価値の観点縛りで相当悩みましたが、これまで勉強した「維持管理」の内容をもとに、問題に合うように組み立て直して記述しました。

  • (1)課題は多面的(人・技術・社会)で記述。持続可能性の観点で新技術の担い手確保による価値向上、インフラDXの観点で予防保全の高度化による価値向上、まちづくりの観点でインフラストックの適正化による既存施設の価値向上。
  • (2)最重要課題は持続可能性の観点とし、新技術・DXを扱える担い手こそインフラ価値向上に寄与できるという考えで記述。解決策は包括的民間委託・群マネによるマネジメント共同化・新技術による点検省力化/高度化。
  • (3)リスクと対応策は、新技術等による技術力低下、民間委託に伴うVFM低下。
  • (4)技術者倫理・社会持続性は、公衆の安全を最優先とすること、インフラストックの適正化で持続可能な社会を目指すこと。
▶ 手応え:今年は思考プロセス・型・レイアウト・8〜9割記述にこだわったため、ぎりぎりでも60%あると嬉しいのですが……結果はいかに。

Ⅱ-1-4:ラーメン構造の破壊形態

平成28年の過去問で曲げ破壊・せん断破壊の内容を勉強していたため、うまく書けたと思います。あわせてラーメン橋脚の耐震補強の過去業務を思い出し、専門的内容も含めて9割近く記述できました。

▶ 手応え:点数はそこそこ稼げそうに思いますが、経験から考えて書いているため、ところどころ文章の抜けがあるところが減点箇所かもしれません。

Ⅱ-2-2:点検困難箇所

R5のⅡ-2の過去問で「点検困難部」の解答を作成して勉強していたこともあり、書けるネタはありました。

R5は「その損傷程度を推定し、地上構造物の健全性を評価するために調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ」で、点検困難部+損傷程度推定+健全性評価が求められる問題でした。

しかし今回は「点検・調査を担当する技術者として」とあり、「点検および調査」について求められていると読み取って、その点を重点的に書きました。

▶ 手応え:練習では健全性評価まで書いていましたが、本番では点検および調査までで留めました。それがいかがなものか……。

Ⅲ-1:巨大地震の事前防災

「切迫する巨大地震から国民の生命・財産・暮らしを守り、国家・社会の重要な機能を維持するため、防災・減災、国土強靱化の取組の切れ目ない推進が求められることから、ハード・ソフト対策を一体的に講じ、『事前防災』を強化していくことを重要な課題として位置付けている」とあり、巨大地震に備えた事前防災対策を推進するうえでの問題でした。

  • (1)課題は多面的(人・技術・社会)で記述。事前防災の観点:重要構造物の補強・補修/インフラDXの観点:劣化に基づいた予防保全/持続可能性の観点:事前防災の担い手確保。
  • (2)最重要課題は事前防災の観点とし、重要構造物の補強・補修を最重要課題として解決策を記述。プレキャストパネルを使用した迅速な耐震補強、劣化因子の遮断による予防保全の高度化、新技術を用いた点検省力化・高度化について、専門用語をかなり盛り込んで高ボリュームで書けました。
  • (3)新たに生じるリスクと対応策は、プレキャスト採用時の接合部弱点、新技術依存による技術力低下。
▶ 手応え:(1)は建設一般でも通用するような内容が多くなってしまった感もあり、減点が多いかもしれません。(3)の接合部は技術的な記載なので良いのですが、技術力低下も建設一般で書けそうな内容になってしまったのが反省点です。ただ、過去問でも技術継承は選択Ⅲのテーマとして問題視されているため、評価されるとありがたいです。

5. 学習履歴(タイムライン)

  • 2026/ 7/25復元解答作成
  • 2026/ 7/20筆記試験 受験
  • 2026/ 6/15〜アウトプット開始
  • 2026/ 6/14システム手帳バイブルサイズ用リフィルに全印刷。スキマ学習ネタ構築
  • 2026/ 6/13R8想定問題 My解答例作成:必須科目Ⅰ・選択科目Ⅲ/選択Ⅱ-2ブラッシュアップ完了
    (必須Ⅰ:維持管理・防災減災・環境・生産性向上)
    (選択Ⅲ:維持管理・技術継承・生産性向上・環境)
    (選択Ⅱ-2:維持管理・生産性向上・点検困難部[R5]・超過外力[R5])
  • 2026/ 6/ 7過去問解答例:選択Ⅱ-1 コンクリート=ブラッシュアップ完了
    (暑中コン・寒中コン・機械式継手/機械式定着・塩害・ASR・凍害・中性化・火害・初期ひび割れ・充填不良・高流動コン・高強度コン・高強度鉄筋・曲げせん断破壊・耐震設計・プレキャスト・混合構造)
  • 2026/ 5/ 6R8オリジナル想定問題作成(必須科目Ⅰ・選択科目Ⅲ・選択問題Ⅱ-2)
  • 2026/ 4/23令和8年度技術士第二次試験の受験申込み 申請受理メール届く
  • 2026/ 4/17R7年度試験結果届く(必須Ⅰ:B(22.50)、選択Ⅱ:A(18.50)、選択Ⅲ:A(18.00))
  • 2026/ 4/ 1技術士二次試験 Web申し込み完了

6. 学習スタイル

いつ時間やること
平日朝の電車通勤 30分input
昼休憩 10分input
帰りの電車 15分input
寝る前 15分output
休日2〜5時間程度解答ブラッシュアップ、平日学習用のネタ整理

電車では、主にシステム手帳バイブルサイズに印刷したリフィルで学習しています。

7. 合格に向けての心構え

合格に向けた個人的戦略と、自分自身への言い聞かせです。

R8試験、必ず合格する

受験費用20,500円あれば、美味しいご飯が食べられるぞ。無駄にするな。

なぜ技術士を受験するのか?

給料アップ、モチベアップ、名刺に書ける、客先と対等の肩書きになれる……等。

A評価解答例を疑え

それは60点取れただけのものではないか? 60点をいくら真似しても60点だ。
自分でしっかり考える。真似できるところは取り入れる。求められている解答は何か? それは評価される解答になっているか? 採点者はどこを採点しているのか?

自分の解答の型・解答例を作れ

他人の型を使っても、自分で本番書けなければ意味がない。

使えるものはすべて使え

通勤時間、昼休憩、スキマ時間、セミナー、書籍、技術士合格者のアドバイス——使えるものはすべて使って努力せよ。まわりの大多数はSNSやネット、スマホゲームだらけだ。気にするな。

8. 使用テキスト・書籍

いろいろな書籍を購入して学習しています。以下の論文の書き方SUKIYAKI塾の鳥居さんの本が良いと思いました。また、ネットセミナー等の資料も別途購入して合わせて学習しています。

用途購入したもの感想
受験申込書の作成技術士第二次試験出願対策2026講座動画(総監以外部門)書くべきポイントが分かりよかったです
筆記試験対策技術士筆記試験対策講義動画2026(主に建設部門)
購入した技術士二次試験対策のセミナー資料・書籍

コンクリートの選択問題Ⅱ-1対策では、基本的な専門知識がないと記述ができないため、「コンクリート標準示方書:設計編・施工編・維持管理編」を購入して活用しています。3冊で23,000円程度しましたね……。

お金をケチってお金を損するな

合格のために必要なものは投資すべきと考えています。受かるなら早く受かるに越したことはないですよね。ケチるところは他にいくらでもある。

購入したコンクリート標準示方書 設計編・施工編・維持管理編

無料・低価格で入手できる資料

資料内容
修習技術者のための修習ガイドブック
-技術士を目指して- 第3.1版
2025年6月更新
SUKIYAKI塾 フリーダウンロードパス2009(平成21)〜2025(令和7)年度の合格答案実例集が多く、参考になります。4,000円のフリーダウンロードパスで全てダウンロードできるためお得です(購入し、利用しました)

9. 過去問分析

必須科目Ⅰ(建設部門)

過去7年分(R7〜R1)の出題を整理したものが以下のとおりです。

年度必須科目Ⅰ-1必須科目Ⅰ-2
R1生産性向上国土強靭化
R2担い手確保維持管理
R3循環型社会水害対策
R4DXカーボンニュートラル
R5大規模地震対策維持管理
R6社会資本整備DX(大規模災害)
R7担い手確保社会資本整備

頻出の整理・分析

過去5年の傾向を確認してみると、以下の5項目が重要キーワードと考えられます。

①国土強靭化 ②維持管理 ③DX ④担い手・生産性向上 ⑤環境

以下の5論文に対する解答案を整理しておけば、出題内容が変わってもある程度対応できると考えました。

  • 国土強靭化・防災・社会資本整備:R1・R3・R5(大規模地震)・R6・R7
  • 維持管理:R2・R5
  • 自然環境保全(カーボンニュートラル・循環型社会):R4(低炭素社会)・R3(循環型社会)
  • DXの推進・生産性の向上:R4(DX)・R1(生産性向上)・R6
  • 担い手確保:R2・R7

選択科目Ⅱ-1(コンクリート)

鋼構造及びコンクリート部門ですが、私はコンクリート構造の設計がメインのため、コンクリートのみ整理して学習しています。出題傾向としては「劣化・施工管理・設計・材料・維持管理」とコンクリート全般の問題が出題されています。

カテゴリーテーマ出題年度
劣化・耐久性塩害(対策、調査、再劣化、ステージ含む)R6、R1、H28、H26、H25
アルカリシリカ反応(ASR)(メカニズム、抑制対策)R6、R2、H28、H25
中性化(水分浸透による中性化と鋼材腐食)R6、R2、H28
凍害(凍結防止剤散布環境下)R6、R2
複合劣化/複数の劣化作用R6、H21
長寿命化/耐久設計の課題H23、H22
施工・品質暑中コンクリート(品質確保、対策)R7、R1、H26
寒中コンクリート(品質確保、対策)R5
鉄筋の定着方法(機械式定着、利点、留意点)R7
温度ひび割れ/マスコンクリート(発生メカニズムと抑制対策)R6、H27、H24
充填不良(スランプ値管理含む)R4、H27
乾燥収縮及びひび割れ(発生メカニズム、制御)H30、H26、H22、H21
鉄筋の継手(重ね、圧接、溶接、機械式)H30、H24、H21
ワーカビリティーの向上H29
生コンクリートの品質(受け入れ時の不具合、処置)H22
生産性・省力化プレキャスト工法R5、H23
生産性向上(機械式継手、高流動コンクリート)R2
鉄筋構造物の合理化・省力化(継手、定着、配筋)H24
構造・設計高強度コンクリートR3・H25
鋼とコンクリートの複合構造(混在構造)R1、H26、H21
構造物に要求される性能/性能照査型設計H29、H24
PC構造物の初期欠陥/安全性H29、H23、H21
耐震設計/じん性確保(照査方法、留意点、補強)H28、H25、H24、H23、H21
破壊形態(RC柱、曲げ・せん断破壊)H28、H25
材料特殊セメント(高炉セメントB種、フライアッシュセメントB種)R4、H23
化学混和剤(JIS A 6204)R1
環境負荷低減に資する材料H30、H22
繊維を使用したコンクリートH29、H24
特殊コンクリート(水中不分離性、高強度、高流動、高耐久)H28、H25、H23
骨材(品質、スラグ細骨材)H24、H21
維持管理・補修調査・点検(非破壊試験法、日常点検、かぶり厚さ)R3、H30、H25、H23、H22
浮きやエフロレッセンスを伴うひび割れ調査R3
電気化学的補修工法H27
構造物の補修(耐久性回復・向上)H24
予防保全(維持管理サイクル)H23

選択科目Ⅱ-2(コンクリート)

2020年度(R2)から、設計施工と維持管理(改築増築含む)に関して答える問題に変更されています。

年度出題テーマ
R7現地状況等の条件及びその構造物の耐久性確保のために更なる検討/大規模地震により損傷した構造物の恒久的な復旧計画
R6
R5超過外力/点検困難部の損傷
R4設計済み構造物の工期短縮/火災や車両衝突等突発的作用
R3打ち継ぎ部の不具合/耐震補強
R2制約条件/既設構造物の改築・増築 or 維持・補修
R1補修計画/耐震補強
H30工期短縮/軽量コンクリート
H29表層品質の確保/設計図のない既設
H28強度不足/耐荷力
H27耐震設計/補修対策
H26耐荷力/プレキャスト化
H25長寿命化/既存不適格

選択科目Ⅲ(コンクリート)

年度出題テーマ
R5技術継承・育成/担い手不足
R4老朽化対策/サプライチェーンマネジメント
R3新材料新工法/維持管理
R2BIM/CIM/性能規定化
R1インフラ輸出/CO2削減
H30防災減災対策/生産性向上
H29生産性向上/効率的な維持管理
H28品質確保/二酸化炭素対策
H27復興工事/維持管理サイクル
H26需要増大/維持管理
H25生産性向上/延命化

10. 個人的勉強法

基本の勉強方法

  1. 問題分析——過去問と合格論文などから、示されたテーマにおける現状とその原因を把握・分析する
  2. 課題抽出——問題解決のために何をすべきか提示する。考えた理由も必ず示す。課題は複数示す
  3. 課題解決策の提示——提示した課題の1つに対する具体的な解決策を複数示す
  4. リスク対策などの提示——具体策の効果や、懸念事項への対応策を示す
  5. 技術者倫理・持続可能性——必要な要件を記述する(技術者倫理は公益確保の観点で説明する)

「テーマ」に対する「問題(原因)」「課題(解決の方向性)」「具体策」「リスク」を技術ノートに整理し、論文としてアウトプットできるように練習しています。

答案の記述量をイメージする(3枚問題の場合)

ブロック記述量
課題提案1枚
課題解決策の提示1枚
リスク対策などの提示0.5枚
技術者倫理・持続可能性の観点0.5枚

教材の使い方・日々の学習

合格論文・A判定論文を過信しない

60%以上の合格点論文であり、高得点とは限りません(60%ギリギリの論文かもしれない)。

実際、市販の合格解答例の書き方に倣ってR7の試験に挑みましたが、60%前後の点数でした。そこから、A評価解答例というのは60点ぎりぎりのものが数多く出回っているのでは?ということを感じました。

解答方法は自分なりにまとめる

書籍などの記述方法を暗記して記載するのはNG。あくまでフォーマットを身につけ、内容は問題の題意に沿って書くようにします。暗記では、試験当日に書けない可能性が高いです。

第三者(技術士)に見てもらう

私は上司(技術士)に見ていただき、有効なアドバイスをいただきました。あとはココナラで添削サービスを利用し、合格基準に達するまで添削⇨修正を繰り返しました。第三者の目は、自分で気付けないところに気づけるため大事だと実感しました。

A4 1枚にまとめてスキマ時間に

論文解答をA4 1枚で見られるように作成し、印刷して通勤時やスキマ時間に学習。システム手帳も活用しています。

社会人の試験学習は、家庭を持っていれば尚更、勉強する時間が限られます。天才でない限り、スキマ時間を有効活用してコツコツ努力するしかありません。

勉強法(1):My解答例の作成(エクセル)

各テーマごとに、問題文と論文解答、与条件や観点の整理をA4 1枚で見られるエクセルを作成し、印刷しています。自分なりの解答の型・レイアウト・書き方を反映して整理し、それぞれ1テーマずつ技術士の添削済みです。

自作エクセルマクロの仕様

入力していくだけで自動整理されるものです。

  • セル内容が24文字(句読点で終わる場合は25文字)を超える場合、セルの分割や移動を自動で処理
  • これにより文字数超過・文字数不足・1枚に収まる文章がどれくらいなのかが簡単に把握できる
  • 行数を書くことで、どれくらいの行数で書くべきかの目安確認にもなる

技術士試験解答用の原稿用紙Wordなどもありますが、すべてこれで作成・印刷するとどうしても3枚セットになります。私は1枚で俯瞰して見られるほうが効率的と感じたため、このエクセルを作成しました。問題文も同時に見られるため、「問題に対して求められている解答となっているか?」の確認もA4 1枚でできます。

自分の勉強しやすいものを考えて勉強することが大事かと思います。

勉強法(2):My解答例を用いて、手書きで骨子学習

ステップやり方ベース
(1)パソコンで作成 → 印刷 → 内容確認 → ブラッシュアップ → 印刷エクセル
(2)(1)を見ながら骨子ノート手書き → 問題から骨子ノート手書き → 確認紙・手書き

なぜ手書きの「骨子」なのか

パソコン上ではまとめる・整理するのは得意ですが、「考え・記述する」といったプロセスができない(私は)。また実際の筆記試験は手書きです。

活かせる方法は?と試行錯誤した結果、骨子を紙に手書きで書くことで、実際の筆記のときの思考プロセスも鍛えられるのではという結論に至りました。解答用紙をたくさん書くのは効果が薄く、時間がかかりすぎると考えました。

そのため、オリジナル骨子ノートをWORDで作成・印刷し、手書きによる骨子学習を開始しています(必須Ⅰ・選択Ⅱ-2・選択Ⅲ)。考えながら書くため、最初は結構時間がかかります……。

手書きで作成した骨子ノート
手書きで作成した骨子ノート

骨子ノートのデータについては、別記事にまとめています。

勉強法(3):技術士ノートを作成し、キーワード学習

Ⅱ-1対策用に「技術士ノート」を作成し、実際の過去問出題傾向をもとにキーワードごとのまとめノートを作りながら学習しています。主に「コンクリート標準示方書」「道路橋示方書」、国総研などの文献から取りまとめています。

キーワード学習は実務にも効く

キーワード学習は、いかに自分が知らなかったことが多いかを感じるとともに、実務にも活かせると実感しています。日々の研さんがいかに大事か思いました。

専門知識があるのとないの、知っていると知らないとでは、実務の作業精度・着眼点などに大きく影響すると最近は思います。

11. まとめ — R8に向けて

  • R6はBCB、R7はBAA。点数開示で必須Ⅰが1.5点不足と判明。合格率6.6%の中に入れなかった悔しさが出発点。
  • 最大の気づきは「A評価解答例は60点取れただけの解答」。真似しても60点にしかならないので、自分で考えた型と解答例を作る。
  • R8では①思考プロセスを見せる ②型を統一 ③タイトルの見やすさ ④8〜9割記述 ⑤Ⅱ-2でコンピテンシーを明記の5点を変えた。
  • 学習はスキマ時間のinput+寝る前のoutput。休日にブラッシュアップ。
  • 勉強法は①エクセルでMy解答例(A4 1枚)②手書きの骨子ノート ③技術士ノートでキーワード学習の3本立て。

結果はいかに——。届き次第、このページを更新していきます。

参考リンク

日本技術士会:修習技術者のための修習ガイドブック

SUKIYAKI塾

※本記事は筆者の受験学習履歴をまとめた個人の備忘録です。試験制度・出題傾向・配点等は変更されることがあります。受験の際は、必ず日本技術士会などの最新の公式情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

30代建設コンサル勤務。橋梁設計技術者。
j-adv.comは主に勉強用の個人備忘録ブログです。
技術士試験や関連試験、その他個人的な備忘録です。

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