★技術士二次試験 建設部門(鋼コン)勉強記録【R7結果を踏まえR8リベンジ】

このページは、技術士二次試験の受験学習履歴としてメモを兼ねて勉強しながらの攻略法を整理しているページです。過去問を行えばよい試験とは違い、600文字x9枚を書く特殊な試験のため、モチベーション維持も兼ねて記録しています。

  • 2026/ 6/15 〜アウトプット開始。
  • 2026/ 6/14 システム手帳バイブルサイズ用リフィルに全印刷。スキマ学習ネタ構築。
  • 2026/ 6/13 R8想定問題My解答例作成:必須科目I、選択科目III 選択II-2ブラッシュアップ完了
    (必須I:維持管理・防災減災・環境・生産性向上)
    (選択III:維持管理・技術継承・生産性向上・環境)
    (選択II-2:維持管理・生産性向上・点検困難部[R5]・超過外力[R5])
  • 2026/ 6/7 過去問解答例:選択II-1 コンクリート=ブラッシュアップ完了
    (選択II-1:暑中コン・寒中コン・機械式継手、機械式定着・塩害・ASR・凍害・中性化・火害・初期ひび割れ・充填不良・高流動コン・高強度コン・高強度鉄筋・曲げせん断破壊・耐震設計・プレキャスト・混合構造)
  • 2026/ 5/ 6  R8オリジナル想定問題作成 (必須科目I・選択科目III・選択問題II-2)
  • 2026/ 4/23  令和8年度技術士第二次試験の受験申込み申請受理メール届く
  • 2026/ 4/17 R7年度試験結果届く(必須I::B(22.50)、選択II:A(18.50)、選択III:A(18.00))
  • 2026/ 4/ 1  技術士二次試験Web申し込み完了
  • 学習スタイル
    平日:朝の電車通勤=30分input、昼休憩=10分input、帰りの電車=15分input、寝る前15分output
    (電車では、主にシステム手帳バイブルサイズに印刷したリフィルで学習。)
    休日:2〜5時間程度、解答ブラッシュアップや平日学習用のネタ整理など。

令和7年度技術士第二次試験の開示請求の回答が届きました。BAAの結果、必須科目Iが「1.5点」足りず不合格になっていました。
建設部門 鋼構造及びコンクリート部門の筆記試験合格率が6.6%だったのを見ると、あと1.5点あればその中に入れたと思うと悔しい限りです。その他II・IIIとも60%ギリギリのため、全体的な見直しが必要なことが分かりました。
点数開示のメリットは、対策が必要なのか把握ができることです。
R6結果がBCBだったのを踏まえると、全体的に点数アップしBAAと合格に近づいてきました。

R7試験結果
R6試験結果

必須が60%以上ないとまず合格を手にすることができないため、対策をする必要がありました。再度、私が受験する「建設部門」の過去問から出題内容を整理するところから始めました。その後、解答の仕方や型を見直すことにしました。
今回、A評価解答例と同様の書き方や見やすさも考慮して書けたため、自信があったわけですが、不合格でした。点数開示の結果、A評価解答例はあくまで60%以上取れただけの解答であることを再認識し、60%をマネしても60%前後となることから、R8年のGWにEXCELで整理しているMy解答例全てをブラッシュアップを行いました。

以下、合格に向けての個人的戦略をまとめています。合格に向けての自分自身の心構えを以下に書いておく。
R8試験必ず合格する!!受験費用20500円あれば、美味しいご飯食べれるぞ。無駄にするな。
・なぜ技術士受験するのか?給料アップ、モチベアップ、名刺に書ける、客先と対等の肩書きになれる・・・等
A評価解答例を疑え!それは60点取れただけのものではないか?60点をいくら真似しても60点だ。
自分でしっかり考える!真似できるところは取り入れる!求められている解答は何か?それは評価される解答になっているか?採点者はどこを採点してるのか?
自分の解答の型、解答例を作成せよ。他人の型を使っても自分で本番書けなければ意味がない。
・通勤時間、昼休憩、スキマ時間、セミナー、書籍、技術士合格者のアドバイス、使えるものはすべて使って努力せよ。
まわりの大多数はSNSやネット、スマホゲームだらけだ。気にするな。

目次

使用テキスト・書籍

いろいろな書籍などを購入し、学習しています。以下の論文の書き方やSUKIYAKI塾の鳥居さんの本が良いと思いました。また、以下のネットセミナー等の資料も別途購入し合わせて学習しています。
受験申込書の作成:「技術士第二次試験出願対策2026講座動画(総監以外部門)」を購入し参考にしました。
書くべきポイントが分かりよかったです。
筆記試験対策:「技術士筆記試験対策講義動画2026(主に建設部門)」も購入しました。

コンクリートの選択問題II-1対策では、基本的な専門知識がないと記述ができないため、「コンクリート標準示方書 : 設計編、施工編、維持管理編」を購入し、勉強に活用しています。3冊で23000円程度しましたね・・・。
合格のために必要なものは投資すべきと考えています。「お金をケチってお金を損するな」です。受かるなら早く受かるのに越したことはないですよね。ケチるところは他にいくらでもある!

修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版(2025.6更新)

https://www.engineer.or.jp/c_topics/011/011040.html

SUKIYAKI塾 フリーダウンロードパス

2009(平成21)~2025(令和7)年度合格答案実例集が多く、参考になります。
4000円のフリーダウンロードパスで全てダウンロードできるためお得です。(購入し、利用しました。)
https://www.pejp.net/

必須科目I(建設部門)の過去問分析

過去7年分(R7〜R1の出題問題)を整理したものが以下のとおり。

必須科目I-1必須科目I-2
R1生産性向上国土強靭化
R2担い手確保維持管理
R3循環型社会水害対策
R4DXカーボンニュートラル
R5大規模地震対策維持管理
R6社会資本整備DX(大規模災害)
R7担い手確保社会資本整備

<頻出の整理・分析>
過去5年の傾向を確認してみると、以下5項目が重要キーワードと考えられる。
①国土強靭化、②維持管理、③DX、④担い手・生産性向上、⑤環境
以下の5論文に対する論文解答案を整理することで、出題内容が変わってもある程度対応できると考えました。
国土強靭化防災・社会資本整備
・R1・R3・R5(大規模地震)・R6・R7
維持管理
・R2、R5
自然環境保全(カーボンニュートラル・循環型社会)
・R4(低炭素社会)、R3(循環型社会)
DXの推進・生産性の向上
・R4(DX)、R1(生産性向上)、R6
担い手確保
・R2、R7

選択科目II-1(コンクリート)の過去問分析

鋼構造及びコンクリート部門ですが、私はコンクリート構造の設計メインのためコンクリートのみ整理し学習をしています。
出題傾向としては、「劣化・施工管理・設計・材料・維持管理」とコンクリート全般の問題が出題されています。

カテゴリーテーマ出題年度
劣化・耐久性塩害 (対策、調査、再劣化、ステージ含む)R6、R1、H28、H26、H25
アルカリシリカ反応 (ASR) (メカニズム、抑制対策)R6、R2、H28、H25
中性化 (水分浸透による中性化と鋼材腐食)R6、R2、H28
凍害 (凍結防止剤散布環境下)R6、R2
複合劣化 / 複数の劣化作用R6、H21
長寿命化 / 耐久設計の課題H23、H22
施工・品質暑中コンクリート (品質確保、対策)R7、R1、H26
寒中コンクリート (品質確保、対策)R5
鉄筋の定着方法 (機械式定着、利点、留意点)R7
温度ひび割れ/マスコンクリート (発生メカニズムと抑制対策)R6、H27、H24
充填不良 (スランプ値管理含む)R4、H27
乾燥収縮及びひび割れ (発生メカニズム、制御)H30、H26、H22、H21
鉄筋の継手 (重ね、圧接、溶接、機械式)H30、H24、H21
ワーカビリティーの向上H29
生コンクリートの品質 (受け入れ時の不具合、処置)H22
生産性・省力化プレキャスト工法R5、H23
生産性向上 (機械式継手、高流動コンクリート)R2
鉄筋構造物の合理化・省力化 (継手、定着、配筋)H24
構造・設計高強度コンクリートR3・H25
鋼とコンクリートの複合構造 (混在構造)R1、H26、H21
構造物に要求される性能 / 性能照査型設計H29、H24
PC構造物の初期欠陥/安全性H29、H23、H21
耐震設計 / じん性確保 (照査方法、留意点、補強)H28、H25、H24、H23、H21
破壊形態 (RC柱、曲げ・せん断破壊)H28、H25
材料特殊セメント (高炉セメントB種、フライアッシュセメントB種)R4、H23
化学混和剤 (JIS A 6204)R1
環境負荷低減に資する材料H30、H22
繊維を使用したコンクリートH29、H24
特殊コンクリート (水中不分離性、高強度、高流動、高耐久)H28、H25、H23
骨材 (品質、スラグ細骨材)H24、H21
維持管理・補修調査・点検 (非破壊試験法、日常点検、かぶり厚さ)R3、H30、H25、H23、H22
浮きやエフロレッセンスを伴うひび割れ調査R3
電気化学的補修工法H27
構造物の補修 (耐久性回復・向上)H24
予防保全 (維持管理サイクル)H23

選択科目II-2(コンクリート)の過去問分析

2020年度から、設計施工と維持管理(改築増築含む)に関して答える問題に変更されている。

<コンクリート>
R7:現地状況等の条件及びその構造物の耐久性確保のために更なる検討
  大規模地震により損傷した構造物の恒久的な復旧計画
R6:
R5:超過外力、点検困難部の損傷
R4:設計済み構造物の工期短縮、火災や車両衝突等突発的作用
R3:打ち継ぎ部の不具合、耐震補強
R2:制約条件、既設構造物の改築・増築or維持・補修

R1:補修計画、耐震補強
H30:工期短縮、軽量コンクリート
H29:表層品質の確保、設計図のない既設
H28:強度不足、耐荷力
H27:耐震設計、補修対策
H26:耐荷力、プレキャスト化
H25:長寿命化、既存不適格

選択科目III(コンクリート)の過去問分析

<コンクリート>
R5:技術継承・育成、担い手不足
R4:老朽化対策、サプライチェーンマネジメント
R3:新材料新工法、維持管理
R2:BIM/CIM、性能規定化
R1:インフラ輸出、CO2削減
H30:防災減災対策、生産性向上
H29:生産性向上、効率的な維持管理
H28:品質確保、二酸化炭素対策
H27:復興工事、維持管理サイクル
H26:需要増大、維持管理
H25:生産性向上、延命化

個人的勉強法

基本勉強方法

  1. 過去問と合格論文などから問題分析を行う(示されたテーマにおいて、現状とその原因を把握分析する)
  2. 課題抽出(問題解決のために、何をすべきか提示する。考えた理由も必ず示す。課題は複数示すこと。)
  3. 課題解決策の提示(提示した課題の1つに対する具体的な解決策を複数示す)
  4. リスク対策などの提示(具体策の効果や、懸念事項への対応策を示す)
  5. 技術者倫理、持続可能性の観点から必要な要件を記述(技術者倫理は公益確保の観点で説明する)

「テーマ」に対する「問題(原因)」「課題(解決の方向性)」「具体策」「リスク」などを技術ノートに整理。論文としてアウトプットできるように練習。

答案の記述量をイメージする(例えば3枚問題)

  1. 課題提案:1枚
  2. 課題解決策の提示:1枚
  3. リスク対策などの提示:0.5枚
  4. 技術者倫理、持続可能性の観点から必要な要件:0.5枚

教材の使用方法・日々の学習について

  1. 合格論文やA判定論文を過信しない。⇨60%以上の合格点論文であり、高得点とは限らない。
    (60%ギリギリの論文かもしれない。)
    実際、市販の合格解答例の書き方に倣って、R7は試験に挑んだが、60%前後の点数であったことから、A評価解答例というのは60点ぎりぎりのものが数多く出回っているのでは?ということを感じた。
  2. 解答方法は、自分なりにまとめ、解答しやすい方法を身につける。
    (書籍などの記述方法を暗記し、記載するのはNG、あくまでフォーマットを身につけ、内容は問題の題意に沿って書くようにする。暗記では、試験当日書けない可能性が高い。)
  3. 添削サービスなどを利用し、第三者(技術士)に見てもらう、アドバイスをもらう。
    (私は上司(技術士)に見ていただき、有効なアドバイスをいただきました。あとは、ココナラで添削サービスを利用し合格基準に達するまで添削⇨修正を繰り返しました。第三者の目も自分で気付けないところに気づけるため大事だと実感しました。)
  4. A41枚で見れるように論文解答を作成し、印刷して通勤時、スキマ時間に学習。システム手帳も活用。
    社会人の試験学習は、家庭を持っていれば尚更勉強する時間が限られます。天才でない限り、スキマ時間を有効活用し、コツコツ努力するしかありません。

個人的勉強法(1):My解答例の作成(エクセルで作成)

各テーマごとに、問題文と論文解答、与条件や観点の整理にA41枚で見れるエクセルを作成し印刷しています。
※自分なりの解答の型、レイアウト、書き方を反映、整理、それぞれ1テーマずつ技術士の添削済。
あとは各テーマごとに作成・とりまとめしています。

通勤時や隙間時間には印刷したもので学習しています。
自作エクセルマクロは、以下の条件で作成しており、自動で論文解答用紙に適した文字数で改行、詰め、句読点などの処理を行うようにしました。入力していくだけで自動整理されるものです。
・セル内容が24文字(句読点で終わる場合は25文字)を超える場合、セルの分割や移動を自動で処理するようなマクロのため、文字数超過、文字数不足、1枚に収まる文章がどれくらいなのかが、簡単に把握できます。
行数を書くことで、どれくらいの行数で書くべきか、目安の確認にもなっています。
(技術士試験解答用の原稿用紙Wordなどがありますが、すべてこれで作成、印刷するとどうしても3枚セットになったり、私は1枚で俯瞰して見れるほうが効率的と感じたため以下のようなエクセルを作成しました。問題文も同時に見れるため、問題に対する解答として、求められている解答となっているのか?の確認もA4-1枚で確認できます。)

自分の勉強しやすいものを考えて勉強することが大事かと思います。

個人的勉強法(2):上記My解答例を用い、手書きにて骨子学習をする。

上記で、自分用にまとめたMy解答例を用い、骨子ノートに手書きで骨子学習を行う。
(1)はパソコンで作成→印刷→内容確認→ブラッシュアップ→印刷(エクセルベース)
(2)は(1)見ながら骨子ノート手書き→問題から骨子ノート手書き→確認をする予定です。(紙・手書きベース)

パソコン上では、まとめる・整理するのは得意ですが、「考え・記述する」といったプロセスが出来ず(私は)、また実際の筆記試験は手書きのため、活かせる方法は?と試行錯誤した結果、骨子を紙に手書きで書くことで、実際の筆記のときの思考プロセスも鍛えられるのではという結論に至った。解答用紙をたくさん書くことをするのは効果が薄いし時間がかかりすぎると考えました。
そのため、オリジナル骨子ノートをWORDで作成、印刷し、手書きによる骨子学習(2)を開始している。
(必須I・選択II-2・選択III)

別記事で書いた、「骨子ノート」データを活用し、手書き学習実施中。考えながら書くため、最初は結構時間かかる・・・。

https://j-adv.com/kosshi/

個人的勉強法(3):技術士ノートを作成し、キーワード学習

II-1対策用に「技術士ノート」を作成し、実際の過去問出題問題傾向を元にキーワードごとのまとめノートを作成しながら学習しています。主に「コンクリート標準示方書」や「道路橋示方書」、国総研などの文献などから、とりまとめています。キーワード学習は、いかに自分が知らなかったことが多いかを感じるとともに、実務にも活かせるなと実感しています。日々研さんがいかに大事か思いました。専門知識があるのとないの、知っていると知らないとでは、実務の作業精度、着眼点など大きく影響すると最近は思います。

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この記事を書いた人

30代建設コンサル勤務。橋梁設計技術者。
j-adv.comは主に勉強用の個人備忘録ブログです。
技術士試験や関連試験、その他個人的な備忘録です。

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